KATは自閉っ子なので、当然のように自分の意思は上手に伝えられない子でした。オウム返しが多いので、「○○に行く?」と聞けば「行く」と言うし、「好き?」と聞けば「好き」、「嫌い?」と聞けば「嫌い」と答えます。「行く?行かない?どっち?」や「好き?嫌い?」と選択肢を提示する方法もありますが、大抵は後から聞いた方をオウム返ししたりします。それで、紙に書いて「行く・行かない」のどちらかに丸を付けてもらう方法もあるのですが、それをもっと楽しくできたらいいなと思って考えたのがこれ!です。
意思確認ボード
それこそ自閉っ子に限らず、子供たちは自分の意思をちゃんと伝えることがとても下手です。どうでもいいような事やわがままだったら、とても饒舌な子でも、本当にきちんと意思を伝える必要がある時に、それができない子が多いような気がします。その原因の一つが“親が決めてしまっている”ことだと思ったりします。
KATは自閉っ子なので、当然のように自分の意思は上手に伝えられない子でした。オウム返しが多いので、「○○に行く?」と聞けば「行く」と言うし、「好き?」と聞けば「好き」、「嫌い?」と聞けば「嫌い」と答えます。「行く?行かない?どっち?」や「好き?嫌い?」と選択肢を提示する方法もありますが、大抵は後から聞いた方をオウム返ししたりします。それで、紙に書いて「行く・行かない」のどちらかに丸を付けてもらう方法もあるのですが、それをもっと楽しくできたらいいなと思って考えたのがこれ!です。
お菓子の空き缶をそのまま利用してあります。マグネットシートでいろいろな意思の言葉を作って、フタの裏に貼ってあります。そして、缶の底をホワイトボートのように使って、マーカーで確認したいことを書いて見せます。そして、KATにたくさんの言葉の中から、自分の意思に合うものを選んでもらって、そこに貼ってもらうというものです。同じ言葉が2枚あるのは、例えば「日曜日はジャ○コに____、それともア○タに____」と聞く時に必要だからで、「行く」と「行きたい」があるのは、本人がそう決めているのか?それとも単なる希望なのか?もできれば伝えて欲しいという思いからです。あと下の方にある“感情のカード”は、「そうすることでどう思うのか?」も表現できればいいなというものと、もう一つは予定変更が苦手なのでその時に伝える手段です。
KATの場合は、ある程度の発語もあり、文字や言葉の意味もわかっているのに、表現できない&伝えられないという状況での使用だったので、こんな感じのもので、全部の言葉を見せてもそこから選ぶことができましたが、まだそこまでの段階ではない子の場合、このままでは難しいと思います。例えば、文字ではなくて絵を使ったり、選択するものをいくつかこちらから提示したりと、使い方を少し工夫する必要があると思いますが、KATはこれをしばらく使った後、わざわざ選択肢の提示をしなくても、「○○に行く?」「行かない!」、「○○好き?」「嫌い!」と言ってくれるようになりました。今ではたまに登場して、遊びに使っているような感じです。
KATは自閉っ子なので、当然のように自分の意思は上手に伝えられない子でした。オウム返しが多いので、「○○に行く?」と聞けば「行く」と言うし、「好き?」と聞けば「好き」、「嫌い?」と聞けば「嫌い」と答えます。「行く?行かない?どっち?」や「好き?嫌い?」と選択肢を提示する方法もありますが、大抵は後から聞いた方をオウム返ししたりします。それで、紙に書いて「行く・行かない」のどちらかに丸を付けてもらう方法もあるのですが、それをもっと楽しくできたらいいなと思って考えたのがこれ!です。