リストバンド

 KATが4年生の頃だったでしょうか、それまで一緒にショッピングセンターへ行った時は、私の買い物に付き合ってくれていたのが、ある日「一人で遊びます」と言うようになりました。最初の頃は、どこで遊んでいるのかその場(ゲームコーナーやおもちゃ売場)まで行って、「必ずここにいるんだよ」と言って別れ、それこそ食品売場での買い物を15~20分で終わらせて、またそこまで私が迎えに行っていました。
 いつものことですが、そこで問題発生!“太鼓の達人”にはまっていた頃、順番の列ができてはいたのですが、3~4人だったのでちゃんと並んでいれば順番が回ってきていたはずなんです。ところが、多分列に並んではウロウロ動いてを繰り返していたんだと思うのですが、いつまで経っても順番が来なくて、迎えに行った時にはまだゲームができていなかったことがありました。
 自閉っ子は張り紙をして歩いている訳ではないので、見た目には誰も“障碍を持っている人”として見てもらえません。おそらく、その為に誤解されたり、必要な配慮をしてもらえなかったりすることが多々あるだろうと思います。「わからないのだからそのまま放っておいて欲しい」という人もいるでしょうが、私の考え方は「わかってくれる人がいるなら理解して欲しい」ということで、自閉っ子仲間のお母さん達と一緒に作ったのが下のカードです。裏には障碍名と名前・住所・℡などが記入できるようになっています。写真のカードには手書きで「困っています。助けてください。」と書いてありますが、これは今サポートブックにはさんであって、助けを求める時に使えるようにと思っています。他に“トレーニング中”“練習中”“訓練中”と印刷したカードを縦・横それぞれのバージョンで作りました。
 それからは、ショッピングセンターでの別行動の時には、カードを名札入れに入れて、KATに首から下げさせるようにしました。いわゆる“身分証明書”のような感じです。きっと何かあった時は、これを見た周りの人が助けてくれるだろうと期待して・・・そしていざとなったら携帯電話が鳴るだろうと・・・。ところが、中学生になった頃からそれを嫌がるようになりました。確かに、中学生と言えば見た目を気にする年齢です・・・カッコ悪いと思ったのでしょう(そのくせシャツが出てても気にしない!)。でも別行動の時の“身分証明書”は、母をものすご~く安心させてくれるので、やっぱり付けていて欲しい・・・それで作ったのが上のリストバンド型のものです!
 白い布地にアイロンプリントで貼り付けて(その時知らなかったのですが、直接布地に印刷もできるものもあるので、次回はそれで作ろうと思っています)、それをリストバンドに縫い付けてあります。KATも気に入って、喜んで付けてくれています。今では、どこへ行っても中では別行動で、待ち合わせ時間と場所を決めて、KATはリストバンドを付けて好きな所で遊んでいます。一時間位は平気ですよ♪