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爪切り

今朝、驚いたこと(@@)
カー君が手の爪を切っていた!
えっ!?カー君って、爪を切れなかったの?
はい。。。
切れなかったと言うよりも、切る必要がなかったんです(^^;
いえ、足の爪は切れたんですよ。教えましたから。
とにかく体を触られるのが大嫌いなカー君は、
爪を切るにも嫌がって大変だったんです。
加えて、自閉症特有の不器用さがあるから、
爪切りを使うのもそう簡単じゃないんです。
でもね、爪を切る度にバトルするのにも疲れて、
自分でやってもらうことにしました。
視覚支援は、切りすぎないための“補助ライン”を、
マジックで爪に書いてやって、
その線を目安にして切るように教えました。
多少ガタガタでもかまわない。できたら褒める。











なぜ手の爪は切らなくて良かったのか?
幼少期から、コンクリートとかブロックとか、
硬いものに爪をこすり付けるのが好きだったり、
ちょっと伸びてきた爪はすぐに噛んでしまっていたり、
で、切るまでもなく、常に深爪状態でした(><)
止めさせなきゃいないんだろうけど、
いつやってるのかもわかんないし、
それによって何かに支障が出るわけでもなかったので、
二重の手間を省きたくて、そのままにしていました(笑)
足の爪は、続けるうちに、
ラインを引かなくても切れるようになっていました。
そして、いつの間にか、
手の爪も自分で切れるようになっていたようです。
右利きのカー君が、左手でも爪切りを持って、
上手に切っていました♬
2015/7/9

診察券ファイル

カー君の通院セット。
数ヵ月前から、一人でかかりつけ医に行く時には、
このファイルを持たせることにしていました。
ところが、持たせる時はそれぞれのポケットに、
保険証や診察券を入れてあるにも関わらず、
持ち帰った時は、使ったものが全て大きなポケットの方に入っています。
多分、二重になっているカード大の小さなポケットに気付いていない。
のだろうな~~と思い、ちょっとした工夫を施してみました。
さて、これで元の場所に戻せるようになるでしょうか?

2015/4/19



改良してから初めて、昨日持たせました。
ちゃんとポケットに入れて、元通りの状態で返ってきました!
やっぱり、小さな工夫は大きな手助けになるようです(^^)v
2015/5/16

支援の“○”わ



息子が小学校5年の時の運動会
保健体育委員の息子は、皆の前で、準備体操の手本をしてます。
息子が立つ地面に、が書かれているのが見えるでしょうか?
これは、「ココに立って体操するんだよ~」と、息子に示しているです。
このがあるのと、ないのとでは、別人になる息子なのです。

この年、初めての役割であるにもかかわらず、
このの中から一歩も出ることなく、その場で、しっかり体操の手本をやった息子でした。

次の年、同じ保健体育委員になった息子は、同じように、皆の前で体操するんですが・・・
その時、がありませんでした。

すると、2年続けて同じ役割をしているにもかかわらず、
息子は、体操の手本をやるどころではない状態でした。

あっちこっちへウロウロと動き歩いて、一箇所にジッとしていることができません。
どこから見ても、不審人物です。

やることは、わかっているのに、どこに居て良いのかわからない。。。
それだけのことで、こんなにも違うんだ!ってことを、私も改めて感じた出来事でした。


地面の上に、足でサッと書いただけの
お金もかからず、何の準備もいらない支援
それができるかどうかは、その人のセンスだけの問題でしょうか?
そして、そんな支援が、本当は一番大事なんじゃないだろうか、、、と思ったりします。

2010/9/16

英語ノート

英語のノートって、覚えてますか?

4本の線があって、下から2番目の線だけ、赤線で・・・

アルファベットは、その線の、どこから始まって、どこで止めて、
どの範囲を使って書くのかが、決まっていましたね。。。

中学校で、英語の単語練習をするのに、
「(書く時の)幅がわかっていなくて、上手く書けないものが多い」
と、息子の担任から聞きました。

母は考える・・・幅がわかっていない・・・幅。。。

こんなのを作って、使ってもらいました。
息子が、「幅がわからない」のは、線と線の間の認識が難しいから、、、だと考え(仮説)

線と線の間を、色分けして『面』にしてしまえば、わかるのではないかと、思ったのです。

ビンゴ!

このプリント使って、しばらく練習させてもらったら、
あとは、普通の英語のノート(線だけのもの)でも、問題なく書けるようになりました。


こんな風に、、、
できないことがある時は、どうしてできないのだろうと考え、
何か一つ工夫してあげることで、できるようになることって、
結構、たくさんあります。

2010/6/18

集団登校

 KATは小学校一年生からずっと集団登校が苦手でした。一年生の時は、当時六年生だった長女がわざわざ集団班長に立候補してくれ、KATをサポートしながら登校しようとしてくれたのに、そんなお姉ちゃんを困らせてばかりいたようです。その後、二年生・三年生と今度は次女のサポートで登校していたのですが、やっぱり時間が決まっているのに、その時間通りに全員が集まらないのがKATには我慢できなくて、待てない!それから、みんなと歩調を合わせて歩くことが難しい!・・・ということで、ほとんど集団登校はできていない状況でした。
 ところが、ここの集団班は子供が少なくて、KATの一つ上の学年が一人もいないということで、五・六年生と2年続けてKATが最高学年になってしまうという現実がありました。「そんなの、できる訳ないでしょう!?」と言う私に、小学校の先生方は「できるんじゃないですか!」と言ってくれます。そう言われるとつい期待に応えたくなってしまう私・・・チャレンジしてみようと思いました。
 まず“集団登校”・・・要するにみんなが集まるまで待って、揃って歩いて学校へ行く・・・ということができるようにならなければいけません。四年生の1年間はその練習に使いました。そして五年生・・・はっきり言って、班長の自覚なんて皆無です。しかも、新一年生が二人もいて、去年の集団とはメンバーが違っています。初日の様子を見ていると、やっぱり“全員揃う”というのがわかり難いようでした。それで、その時一人ずつ顔写真を撮らせてもらって、その日のうちに作ったのがこれ!です。
 名刺サイズのメンバーの名前と学年が書いてある紙の下には、ブリキ缶を切ったものがはさんであって、一緒にラミネートしてあります。両面のマグネットシートの表に写真を貼り付け、裏の『?』はKATの催促で入れたのですが、集団登校に揃った子を順番に写真を表に向けていき、全員の写真が表に揃ったら「出発進行!」としました。これで、少々遅れる子がいても我慢できるようになりました。もう一つの“みんなと一緒に歩く”というのは、そうだな・・・六年生(班長歴2年目)の途中ぐらいからできるようになったでしょうか。それでもKATにとっては大きな進歩です。もちろん、ほとんどの日々を私か先生が付き添って行ったのですが、嫌がることもなく、パニックになることもなく、無事に2年間の集団班長を務め上げたKATでした!